日本郵便Ｇ×セイノーＧ、幹線輸送の共同化へトライアル

　セイノーホールディングス（本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長）と日本郵便（同・東京、千田哲也社長）は２～３月、幹線輸送の共同化に向けたトライアルを実施した。西濃運輸（同・岐阜県大垣市、小寺康久社長）と日本郵便輸送（同・東京、原口亮介社長）とＪＰロジスティクス（同・同、長谷川実社長）の幹線輸送を共同化し、輸送効率の向上効果を確認した。
　隣接拠点を活用した荷物の積み合わせや自社内で積載調整を行っていた荷物の融通、積載率の下がる土日の荷物の集約などを実施した。

　東京～大阪・滋賀、東京～名古屋の輸送では西濃とＪＰロジが実施。神奈川～栃木、埼玉～福島・宮城で西濃と郵便輸送、大阪～徳島では四国西濃と郵便輸送が、それぞれ実施した。
　トライアルの結果、リードタイムを変更することなく、トラック台数を削減するなどの効果を確認。今後、両グループで共同運行の可能性を検討していく。