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24/03/28

NTTグループ、複数ロボットを同時使用した配送実験を実施

 NTTグループ3社は2月5日~3月15日、都内の品川シーズンテラスで複数のロボットを使った配送実験を実施した。グループの保有するロボットや無線の制御技術などにより、到着時間の正確性向上や配送時間短縮などを実現した。

異種・複数のロボットを制御し、配送業務を実現する

 ZMPとアスラテックの配送ロボットを2台ずつ、計4台使用。ビル内のオフィスに入居する人がオーダーアプリを利用して注文した商品を、ビルの中のコンビニ店舗からロボットを配達する。
 実験では、ビル内の混雑状況を基に走行経路を設定。複数の異なる機種のロボットを競合を回避しつつ最短経路を選ぶことで、固定的なルートを設定する場合より配送時間を30%削減した。店舗内の作業時間の予測も行い、注文者に提示する到着予想時間の精度も高めた。
 また、不安定な通信状況を事前に予測して回避し、安定的な運行をサポートする技術も確認。安定して走行可能な経路の創出が可能なことを確認した。
 またその技術をマルチロボット最適化ソリューションに適用し、異なるロボットプラットフォーム(基盤)を統合的に管理することが可能に。一つのシステムで異種・複数のロボットを一元管理し、見える化することで、効率的な運用・管理を実現した。
 NTTグループは、今回の実験結果を活用し、さらなる取り組みを進める。引き続き、品川江南エリアなどで、周辺企業や地域と連携しつつ。安定した街づくりを進める。
 今回の実験は、NTTコミュニケーションズ、NTT、NTTアーバンソリューションズの3社が行った。