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24/03/26

NTTロジ、物流コストを可視化する「物流料金適正化サポート」

 NTTロジスコ(本社・東京、中江康二社長)はこのほど、物流コスト構造を可視化し、適正な運賃・料金の収受を支援する「物流料金適正化サポート(ロジビュー)」の提供を開始した。労働規制強化に伴う物流2024年問題を踏まえ、顧客の物流効率化と取引先への取り組みサポートを強化する。
 新サービスでは、輸配送費や保管費、入出荷作業などの費用を把握し、納品先別に物流コストを算出。納品先ごとの売上高とその他原価を把握することで、詳細な収支を把握可能にする。さらに、可視化した物流コストは納品頻度や納品量、ロットサイズといったさまざまな切り口から分析し、適頻度・適量での納品を目指した納品条件見直しや、納品先へのコストに見合った料金設定を支援。提案書作成もサポートする。
 継続的な物流コストの見える化を実現するロジビュー機能では、データを収集・分析・可視化するソフトウエア「BIツール」を活用して、物流コストを継続的に可視化し、需要変動の影響を迅速に把握できるようにする。グラフ表示や、納品先別の物流コストの内訳などデータのダウンロードが可能だ。

物流料金適正化サポート(ロジビュー)の概念図