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24/03/26

NX商事、燃料供給船にバイオディーゼル燃料を使用し試験運行

 NX商事(本社・東京、秋田進社長)は2月、東京湾で運航する燃料供給船「愛光丸」でバイオディーゼル燃料を用いた試験運行を開始した。廃食油を利用した燃料で二酸化炭素排出量の削減を進める。
 総トン数499トンの愛光丸は、海上で船舶に燃料を供給する同社の燃料供給船。運航範囲である東京湾で3カ月間試験運航し、エンジン・機器類への影響確認や定点性状分析を実施した後、船舶向けパイオディーゼル燃料を顧客に販売・供給できる体制を構築する。
 使用するバイオディーゼル燃料は、従来の船舶燃料に廃食油由来燃料を20%以上混合。既存の船舶用エンジンをそのまま活用できることに加え、従来の船舶燃料と比較して20%の二酸化炭素排出量削減が可能だ。
 NX商事は、NXグループが掲げる「事業を通じて世界の人々のより良い暮らしと持続可能な社会の発展を支える」を体現すべく、バイオ燃料の供給網構築に取り組んでおり、低炭素燃料の普及・拡大に努め、循環型社会の実現に貢献する。

バイオ燃料による試験運行を行う「愛光丸」(手前)と日本通運RORO船