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24/03/22

ジャパンマテリアル・トランシィ・JR貨物、半導体材料ガスの鉄道コンテナ輸送を本格化

 

鉄道コンテナに積載された半導体材料ガス

 ジャパンマテリアル(本社・三重県菰野町、田中久男社長)と日本トランスシティ(=トランシィ、同・三重県四日市市、安藤仁社長)、JR貨物(本社・東京、犬飼新社長)は、四日市駅(三重県)ー水沢駅(岩手県)間で半導体材料ガスの鉄道輸送を本格的に開始した。半導体産業のサプライチェーン強化を後押しする。
 半導体製造過程で使用されるガスの長距離輸送の一部を、鉄道輸送に切り替える。総合物流企業としてトランシィが協力し、物流2024年問題やカーボンニュートラル(炭素中立)に対応する持続可能な物流を提供する。
  デジタル化の加速による半導体産業の重要性増大、物流の炭素中立への移行を背景に、3社は昨年6月からトライアル輸送を実施していた。貨物への振動や温度保持などを検証し、従来の輸送と比べて遜色のない輸送品質を確認。今回の本格運用につなげた。

3月17日に出発セレモニーを行った