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24/03/22

日本GLP、25年10月に「ALFALINK尼崎北棟」しゅん工 継続顧客が一棟借り

 日本GLP(本社・東京、帖佐義之社長)は2025年10月、物流施設「GLP ALFALINK尼崎北棟」を兵庫県尼崎市にしゅん工する。継続顧客の大手企業が専用施設として一棟借りする。同敷地内に建設する南棟と合わせ、関西最大級の先進的物流施設となる。

北棟の外観完成イメージ

 所在地は尼崎市道意町7ノ6ほか。人口集積地の阪神間エリアに位置する。敷地面積は約5万5000平方メートル。プレキャストコンクリート造4階建て。延べ床面積は約11万2500平方メートル。1階には両面バースを備える。また、標準より高い天井高で自動化・省人化をはじめ最新のテクノロジーを利用した高効率な庫内作業に対応する。
 全館空調で庫内の環境を整える。さらに、従業員用のカフェテリアだけではなく、共用エリアに地域住民も利用可能なレストラン、コンビニエンスストア、多目的スペースなどを開設。就労環境の快適性向上とともに地域との共生を図る。

「アルファリンク尼崎」全体完成イメージ

 BCP(事業継続計画)面では、浸水対策で防災センターを2階に設置するほか、地震対策で免震PC造を採用。環境面では、自家消費型太陽光発電設備で再生可能エネルギーの活用を進め、低炭素コンクリートの使用による二酸化炭素排出量削減に取り組む。
 北棟は3月21日に着工し、起工式を執り行った。南棟は昨年11月から着工しており、いずれも25年10月末のしゅん工を目指している。