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24/03/21

カインズ、三重県桑名市に西日本のマザーセンターを本稼働

 全国でホームセンター事業を展開するカインズ(本社・埼玉県本庄市、高家正行社長)は3月11日、三重県桑名市に「カインズ桑名流通センター」を本格稼働した。西日本エリアのマザーセンターとして活用し、長距離輸送の削減と店舗物流サービスを効率化する。

三重県桑名市で本稼働した「カインズ桑名物流センター」外観。カインズの西日本エリアのマザーセンターを担う

 新施設の所在地は、桑名市多度町。東名阪自動車道の桑名インターチェンジから約7・5キロメートルに位置し、全国や名古屋中心部への配送拠点として利便性が高い立地。敷地面積は6万2906平方メートル。4階建てで延べ床面積は9万5162平方メートル。保管能力は2万8000パレット。トラックバースは139台分、駐車場は312台分を備える。
 1階にTC(通過型センター)、2~4階にDC(保管型センター)を配置。1平方メートル当たり1・5トンの床荷重と5・5~6・5メートルの有効階高を確保。危険物倉庫を併設し、多様な商品の保管が可能。
 カインズは、これまで海外からの荷物は群馬県太田市の太田流通センターに集約し、全国のTCや店舗に配送していた。今後は、新施設を西日本エリアのマザーセンターに位置付け、荷物の受け入れや配送の拠点として活用。長距離幹線輸送の削減や店舗などへの納品リードタイムの短縮が可能で、店舗物流サービス全体の効率化を図る。
 カインズは、物流の効率化や商品供給のスピード化を図り、4月のドライバーの労働規制強化に伴う物流2024年問題の解決に取り組む。