- 物流企業
24/03/19
名糖運輸、ベトナムに第三倉庫 保管能力2倍に
名糖運輸(本社・東京、矢田市郎社長)の現地法人メイトウベトナムは3月18日、ベトナムのホーチミン近郊に冷凍・冷蔵倉庫「第三倉庫」を稼働した。既存の2つの倉庫と合わせ保管能力を倍増させ、ベトナムで高まるコールドチェーン需要に対応する。
所在地はロンアン省デュックホア地区タンドゥック工業団地内。ホーチミン市内から35キロメートルに位置し、主要国道や州道が利用可能。2025年には環状道路4号線が完成し、アクセスに優れた立地。敷地面積は4万1317平方メートル。平屋建てで、延べ床面積は1万8465平方メートル。収容能力は6万5712トンでパレット約2万6000枚を保管できる。固定ラック式の冷凍・冷蔵倉庫(冷凍温度帯5室、冷蔵温度帯3室)、バース28基、事務室を備える。
ベトナムでは、内需の高まりから冷凍加工食品も増加し、コールドチェーンに対する需要が高まっている。また新倉庫が立地するホーチミン市西部のロンアン省は、近年、冷凍食品加工業者が拠点を設けており、新たな需要の掘り起こしが期待される。
名糖運輸は、ホーチミン市の北東部ビンズオン省で第一倉庫、第二倉庫を開設。新倉庫はベトナムで3番目。3つの倉庫でホーチミンを東西から挟み、より効率的なコールドチェーンネットワークを提供する。