- 物流企業
24/03/18
トナミHD、経営破綻のアペックスを37億円で買収 6月に新会社
トナミホールディングス(本社・富山県高岡市、髙田和夫社長)は3月15日、金沢市の物流企業アペックスと株式譲渡契約を締結した。経営破綻したアペックスを約37億200万円で買収し、民事再生を支援する。トナミグループの連結子会社として、アペックスの事業を継承する新会社を6月に設立する。
アペックスは1978年設立。資本金8700万円。金沢市に本社を置き、冷凍・冷蔵食品輸送を中心に物流・倉庫事業を手掛けてきたが、昨年10月、東京地裁に民事再生手続きの申し立てを行った。
トナミHDはアペックスとスポンサー契約を結び、新設分割会社の全株式を取得する。アペックス関連会社は新設分割会社の子会社とし、各事業の運営に対する人材支援・経営支援を行う。アペックスと輸送・石油販売・板金塗装などの同社関連会社との融合による相乗効果や一層の業容拡大を見込む。