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24/03/14
丸和運輸機関、ラストワンマイルのEV転換へ4社共同実証
丸和運輸機関(本社・埼玉県吉川市、和佐見勝社長)は、国内ラストワンマイル輸送のEV(電気自動車)転換に向けた実証実験を開始した。リース期間が満了した中古ガソリン車をEVに改造し、事業用車両として1年間の実運用試験を行う。
みずほリース、みずほオートリース、モビリティメーカーFOMMと共同の取り組み。多くの中小事業者が担うラストワンマイル輸送での自発的なEV転換に向けて、4社の知見を持ち寄って連携する。
新車の製造ではなく中古車両の改修をすることで、車両のライフサイクル全体での二酸化炭素(CO2)排出量の大幅な抑制を目指す。バッテリーはカセット型交換式を採用し、充電時間の効率的運用を図る。また、リースアップ車両の活用による初期負担の軽減余地と、ガソリン車両の新たな資源循環の可能性を追及する。
実証する改造EVのベース車両は、スズキの「エブリィ」で、FOMMが車両改造を担当する。航続可能距離は100キロメートル。また、みずほリース及びみずほオートリースは、ガソリン車と比較したトータルコストの削減などで、低コストのEV導入サービスの開発を目指す。