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24/03/11
ヤマト運輸とショッピファイ、最短配送日を表示 コンビニ受け取りも
ヤマト運輸(本社・東京、長尾裕社長)は3月下旬から、ECサイト構築支援のショッピファイジャパンと、ショッピファイを利用するEC事業者向けに最短お届け予定日自動表示サービスや、コンビニなど自宅外で受け取れるサービスを順次開始する。荷物の円滑な配送や受け取りを実現し、再配達削減につなげる。
サービスは2つ。「ヤマト運輸 最短お届け予定日自動表示アプリ」では、購入者が事業者のECサイト上で配送先の郵便番号を入力すると、最短配送可能日が自動で表示される。購入者の利便性向上と購入率向上につなげる。同アプリは、ヤマトが新たに開発し、運営管理も行う。
また「EC自宅外受取API」は、購入品の受け取りをヤマト運輸の営業所やコンビニ、オープン型宅配ロッカーなどに設定できるサービス。ショッピファイで配送に関わるさまざまな機能を提供する「配送カスタム.amp」が対応する。これまで以上に生活スタイルに合わせて好きな場所・タイミングで荷物の受け取りが可能になる。購入者の利便性向上に加え、再配達削減にも貢献する。
近年、利用者が増加しているEC市場では、購入者の受け取りニーズの多様化に加え、環境に配慮した配送ニーズも高まっている。一方、ECサイト上で配送予定日を表示するなど利便性向上に資する機能やサービスは自社でシステム開発する必要があり、特に、中小規模のEC事業者にとって導入のハードルが高くなっており、両社は新サービス投入でEC事業者の業務効率化や、購入者の利便性向上を図る。