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24/03/04

センコーGHD、シンガポールの物流IT企業をグループ化

 センコーグループホールディングス(本社・東京、福田泰久社長)は2月29日、シンガポールを拠点に物流ソフトウエアを開発・販売するインフォログの65%の株式を取得し、グループ化した。センコーグループが世界各国で運営する物流システムの標準化やロボット活用を促進する。
 インフォログは2013年設立。シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナムの4カ所に事業所を構え、従業員は23年6月現在85人。
 グループ化により、アジアを中心に世界各国で運営している物流センターの倉庫管理システム・車両管理システムの標準化や、ロボット活用を推進し、さらなる業務の効率化を図る。また、日本国内のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進部門や情報システム部門との人材交流・技術交流を深め、管理体制を強化する。インフォログのシステムとセンコーグループの物流サービスを合わせ、さらなる提案力向上を図り、海外での新規顧客獲得にもつなげたい考えだ。
 センコーグループは17年から、シンガポールに本社を持つ企業をグループ化し、国際航空・海上輸送、倉庫・配送事業の拡大に取り組んでいた。