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24/03/04

大阪ガス都市開発、初の物流施設を三井不と協業でしゅん工

 大阪ガス都市開発(本社・大阪市、友田泰弘社長)は2月29日、初の物流施設「MFLP・OGUD大阪酉島」を大阪市にしゅん工した。三井不動産との共同事業。充実した設備で、脱炭素社会の実現にも貢献する。
 所在地は、大阪市此花区酉島5ノ121ノ2ほか。敷地面積は2万6829平方メートル。鉄骨造4階建てで、延べ床面積は約5万9418平方メートル。
 阪神高速5号湾岸線湾岸舞洲出入り口から約3・9キロメートル。大阪ガスが所有する土地の一画に位置し、大阪都心部や広域への配送の双方に対応可能。
 施設内は、72時間対応の非常用発電設備やガスヒートポンプによる非常時のエネルギー供給、災害時に館内の従業員に配布可能な3日分の備蓄品の確保などBCP(事業継続計画)対応が充実している。
 環境面では、DaigasエナジーとのPPA(電力売買契約)を採用しており、屋上に約65万キロワット時を発電する太陽光パネルを設置。2024年4月からの稼働を計画する。ニーズに応じて、事業で使用する電力を100%再生可能エネルギーで調達するなど脱炭素支援メニューも提供する。CASBEE大阪みらい(大阪市建築物総合環境評価制度)Aランクと最高ランクの「ZEB」(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)認証を取得した。

「MFLP・OGUD大阪酉島」外観