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24/03/04

プロロジス、「NIKKEI脱炭素アワード」を共同受賞

 プロロジス(本社・東京、山田御酒会長兼CEO)は3月1日、不動産会社など2社と共に、「NIKKEI脱炭素アワード」のプロジェクト部門奨励賞を共同受賞した。再生可能エネルギーによる電力を直接取引せず、環境価値のみ取引するバーチャルPPA(電力販売契約)の取り組みが脱炭素社会実現を推進するとして評価された。
 NIKKEI脱炭素アワードは、脱炭素社会の実現に向けて活動する企業や自治体の取り組みを表彰する制度。受賞した取り組みは、サッポロ不動産開発と電力取引マッチングプラットフォーム(基盤)運営のデジタルグリッドで実施。通常のPPAでは、発電事業者が電力利用者に再エネ電力を直接売却するが、バーチャルPPAでは二酸化炭素を排出せずに発電された電力という環境価値のみを取引する。電力と環境価値を切り離して別個に流通させるためバーチャル(仮想)と呼ぶ。
 プロロジスはサッポロ不動産開発とバーチャルPPAを契約。プロロジスが開発した物流施設で発電した電力の環境価値を提供する。電力提供の際、デジタルグリッドのサービスを活用した。
 プロロジスは2040年までに、温室効果ガス排出量を実質ゼロとする「ネットゼロ」を目指している。入居企業の電力グリーン化・環境負荷低減も支援する。