日通ＮＥＣ、台湾現地法人が化粧品製造でＧＭＰ認証を取得

　日通ＮＥＣロジスティクス（本社・川崎市、藁谷真司社長）の台湾現地法人Nippon Express NEC Logistics Taiwan（＝ＮＥＣＬ台湾）は昨年12月18日、台湾衛生福利部食品薬物管理署から化粧品の製造でＧＭＰ（適正製造規範）認証を取得した。台湾での化粧品管理強化の動きに対応した。

　化粧品の製造に関する品質・安全性に関する国際規格ＩＳＯ22716化粧品ＧＭＰ認証を取得した。この認証は化粧品製造プロセスで原料調達から製造や出荷までの品質管理基準。認証の範囲は化粧品のこん包作業、中文ラベル貼付作業が対象。
　ＮＥＣＬ台湾は、高品質な倉庫サービスが要求される半導体や精密機器の取り扱い実績があり、そのノウハウを生かせる化粧品などの業務を拡大している。台湾では、化粧品を取り扱う企業に対し、品質管理強化を求める法整備がされている。2024年７月には輸入される化粧品に中文ラベルの貼付や包装作業をするにはＧＭＰ認証が必須のため取得に至った。
　日通ＮＥＣロジスティクスグループは、今後も半導体や精密機器の取り扱いノウハウを生かし、顧客のニーズや品質の向上、サービスの拡充に努める。