- 統計・データ
24/02/26
フードデリなどの走行、四輪ドライバー94・7%が「危険」
運輸労連(成田幸隆委員長)の調査で、四輪ドライバーの94・7%が二輪車などの走行に危険を感じることが「よくある」または「たまにある」と回答した。特に、フードデリバリーの業務中と思われる自転車、原動機付き自転車、自動二輪車では「スマートフォンなどのながら走行」が最も多いほか、「擦り抜け」や「ふらつき走行」が目立つ。
二輪車などの危険走行について最大3つまでの複数回答で尋ねたところ、フードデリ以外も含む全体では「擦り抜け」が4221件で最多=グラフ1。次いで「スマートフォンなどのながら走行」(2957件)、「ふらつき走行」(1994件)が多かった。特に危険と思われる時間帯は、昼間(36・4%)が最も多く、日没前後1時間(34・2%)、夜間(25・7%)が続いた=グラフ2。
2022年度の警察庁の統計では、自転車による交通事故は微増にとどまるが、自転車と自動車による交通事故は約76%。特に出合い頭衝突による事故が約55%と過半数で、自転車側にも安全不確認や一時不停止の違反が多い傾向という。また、改正道路交通法が施行された23年7月以降、電動キックボードの交通ルール違反や危険運転による事故が急増している。
調査は23年9~10月、運輸労連加盟組合のドライバーを対象に8932件の回答をまとめた。