物流大手４社、単発バイトマッチング「タイミー」に出資

　ＡＺ－ＣＯＭ丸和ホールディングス（本社・埼玉県吉川市、和佐見勝社長）、セイノーホールディングス（同・岐阜県大垣市、田口義隆社長）、ＮＩＰＰＯＮ ＥＸＰＲＥＳＳホールディングス（同・東京、堀切智社長）、福山通運（同・広島県福山市、小丸成洋社長）は単発アルバイトのマッチングサービス「タイミー」を手掛けるタイミー（同・東京、小川嶺社長）に、新たに資本参画した。
　物流業界の中長期的な発展を目指して連携を強化する。ドライバーの残業上限規制に伴う「物流2024年問題」に直面する中、人材課題の抜本的な解決を図る。タイミーの株主として、共同で物流業界でのタイミーの利用拡大、物流業界で働くスポットワーカーのスキル向上や長期就業に向けて取り組む。
　短期的にはスキルを要しない仕事の切り出しによるトラックドライバーの負担減少、中長期的には政府の物流革新政策パッケージに準じた女性や若者などの多様な人材との接点づくりのほか、消費者の行動変容につながる機会の提供を目指す。