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24/02/22

住友ゴム、小型EVトラック用タイヤ「eエナセーブSPLT58」発売へ

 住友ゴム工業(本社・神戸市、山本悟社長)は3月1日、小型電気トラック(EVトラック)向けの市販用タイヤ「eエナセーブSPLT58(イーエナセーブエスピーエルティーゴーハチ)」を発売する。タイヤ形状を最適化することで、燃費性能を向上させEVトラックの課題である航続距離を延ばした。全2サイズ。オープン価格。
 SPLT58は、タイヤのトレッド(接地面)幅とショルダー部の断面形状を最適化して余分なゴムを削減し、路面との摩擦を軽減。燃費悪化の要因である無駄な発熱を抑制した。従来品「エナセーブSPLT50」に対し、低燃費性能に寄与する転がり抵抗係数は21%低減。同社の小型トラック向けタイヤでは、最高レベルの低燃費性能だという。
 また、バッテリーを搭載して車体が重いEVのタイヤ摩耗を抑える。貨物の重さによる路面との接地面変化を抑制し、トレッドが均一に摩耗するようにしたことなどにより、タイヤのライフ性能を向上させた。
 住友ゴムは、SPLT58で本来難しいライフ性能と低燃費性能を両立。増加するEVトラックに普及させ、脱炭素化に貢献する。

3月1日に発売する小型EVトラック用タイヤ「eエナセーブSPLT58」