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24/02/21

日通、川内発電所跡地での物流事業展開に向け九電の関連会社と協定

 NXグループの日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)はこのほど、九州電力傘下のサーキュラーパーク九州と鹿児島県川内市の川内発電所跡地での物流事業展開に向け、協定を締結した。同地を活用した循環型社会の実現と、九州経済の発展に向け協力して取り組む。
 具体的には、川内発電所跡地での資源循環を基準とした物流事業の実現や、循環型の物流事業の枠組み構築、資源の有効活用や環境負荷低減などに取り組む。循環型経済の物流分野に関する事業性を確認し、実現に向けた協力を行う。
 サーキュラーパーク九州は、川内発電所跡地を資源循環型の拠点とする取り組みを進める事業主体。九電と仲代ホールディングスが共同出資し、設立した。24年4月には、企業や地域の廃棄物の再資源化に取り組む「リソーシング事業」を開始予定で、その後も順次循環型経済実現に向けたサービスの提供を進めていく。
 NXグループは、物流業を通じて循環型社会の実現を後押しし、企業価値の向上につなげていきたい考え。