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24/02/20

センコー、24年8月に大阪府で「高槻PDセンター」を開設

 センコー(本社・大阪市、杉本健司社長)は8月、大阪府高槻市に「高槻PDセンター」を開設する。ドライバーの残業上限規制に伴う2024年問題で荷主が物流拠点などを東西に分散させる動きに対応すべく関西ハブ拠点を増強する。
 所在地は、大阪府高槻市南庄所町23ノ1。耐震構造・鉄骨造4階建て施設を賃借し、賃借部分の延べ床面積は4万6664平方メートル。トラックバースを1階に24台、3階に22台分備える。貨物用エレベーター、垂直搬送機、ドックレベラー、非常用発電機を完備。
 新名神高速道路高槻インターチェンジ(IC)から約5キロメートル、名神高速道路茨木ICから約7キロメートルで、大阪・京都中心部の中間に位置し、関西圏全域を管轄する広域配送が可能。
 センコーは24年問題を迎える中、関西ハブ拠点を増強して荷主の生産・物流拠点の分散に対応するとともに、軽貨物配送サービスの強化、ダブル連結トラックの中継拠点としても、新センターの活用を進めていくとしている。
 災害に強い内陸部の倉庫に需要が高まる中、新センターは土砂災害リスクがない平地で、排水インフラも整備されているため、災害時の物資保管や配送ニーズにも対応する。

「高槻PDセンター」完成予想図