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24/02/16

NEC、3月25日にAIを活用した現場可視化・分析サービスを発売

 NEC(本社・東京、森田隆之代表執行役社長兼CEO)は3月25日、AI(人工知能)を活用して現場の見える化と分析レポートの作成ができる「NECデジタルツインソリューション 現場可視化・分析サービス」を発売する。人が働く特定の空間にAIを搭載した機器を設置することで、現状を認識・分析し、人手不足が深刻な物流現場での経営資源の最適化や作業効率向上を支援する。

行動解析技術と人物照合技術を組み込んだ撮影用カメラで作業をデータ化する

 同サービスは、NECのAI技術である行動解析技術と、人物照合技術を組み込んだ映像処理能力の高いハードウエアや、撮影用カメラをパッケージ化したシステム。専用の分析ツールを使用して現場を見える化するとともに、分析レポートとして提供する。
 カメラで撮影した長時間の映像データを基に、作業量や作業プロセス、作業時間帯別の観点で現場作業状況を可視化し分析する。これら全ての行程がサービスに含まれており、利用者は可視化から分析レポート作成までの作業工数を削減できる。
 販売価格は500万円~(税別)。初期導入費には、記録用カメラ2台、処理用コンピューター、ストレージ、機材設置、専門家による映像ログ分析と課題抽出、レポート作成・報告の分析レポーティング費が含まれる。
 NECは2024年度中に、サービスで取得したデータを活用し、システムやサービスの拡充を目指しており、今後も現場の改善や最適化に貢献していく。