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24/02/08

日通、Sea&Railに東九州ルート追加 商船三井さんふらわあと連携

 NXグループの日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)は2月13日、モーダルコンビネーション型輸送サービス「Sea&Rail」に東九州ルートを追加する。商船三井さんふらわあと連携し、対象航路を増やす。二酸化炭素排出量の削減や労働力不足に対応する輸送サービスを拡充し、顧客のサ

ステナビリティー(持続可能)経営を後押しする。
 新たに、大分港(大分市)―神戸港(神戸市)、別府港(大分県別府市)―大阪港(大阪市)の2航路で、海上輸送と鉄道輸送を組み合わせる。日通が独自開発した海陸共用12フィートコンテナ「RSVコンテナ」を活用し、積み替え作業なしで海上輸送と陸送を切り替える。港から離れた場所でも、鉄道やトラックによる集配で対応する。
 日通によると、同サービスはトラックドライバーの残業上限規制に伴う物流2024年問題に対応した解決策として効果的。また、輸送ルートを複線化し、災害発生時の輸送障害区間を回避するBCP(事業継続計画)にも有効という。今後も船会社・フェリー会社との連携による新たなルートの構築を進め、さらなるサービス拡充に取り組む。

「Sea&Rail」東九州ルート。大分―神戸航路と別府―大阪航路

「さんふらわあ くれない」

RSVコンテナ搭載トレーラー