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24/02/07

ヒューテックノオリン、大阪府箕面市に新たな基幹拠点

 C&Fロジホールディングスの主要事業会社ヒューテックノオリン(本社・東京、安喰徹社長)は新たな基幹拠点=写真=を大阪府箕面市に建築し、2月5日、しゅん工式を行った。関西支店から移管する「近畿圏共配センター」の収容能力を従来の2・6倍に拡張。同社最大の冷凍自動倉庫システムを備える。関西支店、近畿圏共配センター、加工営業部関西工場を、大阪府高石市の既存拠点・関西支店第二センターから移管する。
 所在地は箕面市森町西3ノ1ノ1。敷地面積は5万1199平方メートル。倉庫棟は2階層、事務棟は5階層で、自動倉庫の仮想床を含む延べ床面積は3万8805平方メートル。
 ドックシェルターは26基(うちオートシェルター3基)、垂直搬送機は7基、有軌道台車は12台。荷待ち時間削減に向けたトラック予約受付システムも導入した。
 近畿圏共配センターの収容能力は、旧センターの約2・6倍に当たる4万9165トン。冷凍食品を中心とした低温食品物流の全国共同配送を担う。冷凍自動倉庫システムでフォークリフト荷役などの負荷を大幅に軽減する。
 保管倉庫と加工工場を一体化した関西工場は主に冷凍野菜・果実のリパックを行い、製造ラインは従来の1ラインから2ラインに倍増した。
 立地は、新名神高速道路の箕面とどろみインターチェンジから約2・4キロメートル。高槻ジャンクション(JCT)で名神高速道路、神戸JCTで山陽道自動車道や中国自動車道に接続できる。2027年の新東名自動車道全線開通後は、中京圏へのアクセスも向上する。
 建物屋上には太陽光発電システムを設置。非化石証書を付加したグリーン電力を使用し、施設で使用する全ての電力を再生可能エネルギー由来とする。冷却設備は全て自然冷媒化した。
ヒューテックノオリン関西支店は1994年、高石市に設立。全国共配網の西日本の拠点を担ってきた。取扱物量増加への対応と、既存施設の賃貸借契約満了に伴い、新拠点のしゅん工に至った。