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24/02/06

サッポロG物流など、千葉―仙台間の工場輸送を一部鉄道に切り替え

 サッポログループ物流(本社・東京、田島一孝社長)は2月2日から、千葉―仙台間の工場輸送の一部をトラックから鉄道輸送に切り替えた。JR貨物、日本運輸倉庫、日本フレートライナーの3社と協業して実施。トラックの長距離輸送を減らすことで二酸化炭素(CO2)排出量を年間約44トン削減する。
 サッポロビールが千葉工場で製造した「サッポロ生ビール黒ラベル」などのビール製品を同社仙台物流センターへ輸送する際、従来は約334キロメートルをトラック輸送していた。新たな枠組みでは、JR貨物の隅田川駅(東京)―仙台貨物ターミナル駅(仙台市)間約350キロメートルを鉄道輸送する。
 また、輸送時の荷崩れ防止のためのこん包作業を、日本運輸倉庫隅田川支店第一営業所倉庫内に新たに導入した自動こん包作業機械で自動化することで、ビール工場出荷時の作業負担軽減と、ドライバーの待機時間削減に取り組む。

トラック長距離輸送を減らすことでCO2排出量を年間約44トン削減する