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24/02/05

横浜ゴム、トラック・バス用タイヤに電動車対応「E+」マーク

 横浜ゴム(本社・神奈川県平塚市、山石昌孝社長)は、電気自動車(EV)対応商品を表す独自マーク「E+(イー・プラス)」を、乗用車用タイヤに続いてトラック・バス用タイヤにも導入した。国内と欧州でそれぞれ販売している路線バス専用タイヤ2商品に付与し、EVに対するタイヤ需要の高まりに応える。
 E+マークは、バッテリー搭載による高荷重やモーターによる高トルク出力、エンジン音のない静かなEVにふさわしい静粛性、車両の電費・エネルギー消費効率向上、航続距離拡大などEVの特徴的なニーズに対応する技術を搭載した商品が対象。
 国内で販売している「507U」、欧州で販売している「120U」の側面にマークを打刻するほか、カタログ・ウェブサイトなどに表示する。507Uは国内のEVバスでの使用を想定して、バリアフリー縁石に対応する耐久性や耐摩耗性能を向上。リトレッド(更生)タイヤによる再利用もしやすくした。また、120UはEV普及を強化しているスペインの大手旅客輸送会社の厳しい要求事項をクリアし、欧州特有のEVバスのニーズを満たす。

国内EVバスでの使用を想定した507U

「507U」のタイヤサイドに施された「E+」マークの刻印