福通、本社にリトアニアの歴史・文化を紹介する展示室を開設

　福山通運（本社・広島県福山市、小丸成洋社長）はこのほど、リトアニアの歴史や文化を紹介する展示室を本社内に開設した。小丸社長が在福山リトアニア共和国名誉総領事を務めるとともに、会社としてもリトアニア企業と提携を結ぶなど縁のある企業として日本とリトアニアの文化的交流の促進にも協力する。

各国要人がお祝いに駆け付けた（左から枝広直幹福山市長、パヴェウ・ミレフスキ駐日ポーランド共和国大使、オーレリウス・ジーカス駐日リトアニア共和国大使、小丸社長、クレーメンス・フォン・ゲッツェ駐日ドイツ連邦共和国大使、マタイス・ウォルテルス駐日オランダ王国公使）

　展示室は、本社内の在福山リトアニア共和国名誉総領事館に設置。民族衣装や工芸品のほか、第二次世界大戦中にリトアニア・カウナス日本領事館の杉原千畝領事代理がユダヤ人難民に発給した「命のビザ」などを展示する。
　福通の小丸社長は2021年に在福山リトアニア共和国名誉総領事に就任し、３回に渡りのリトアニアへの親善訪問を行うなど、友好親善に努めている。