- 物流施設
24/01/29
プロロジス、24年12月茨城県古河市で8棟の危険品倉庫しゅん工
プロロジス(本社・東京、山田御酒会長兼CEO)は2024年12月、茨城県古河市で化粧品やアルコール類など危険品の保管に適した倉庫8棟から成る「プロロジスパーク古河6」をしゅん工する。
プロロジスは同地で、さまざまな用途で利用できる多目的型の物流施設群の開発を進めており、プロロジスパーク古河6はその一環。普通品、危険品を遠く離れた倉庫で保管すると、それぞれで倉庫管理者が必要だが、エリア内のマルチテナント型物流施設と併用することで倉庫管理者の配置が1カ所で済み、人件費を削減できる。輸配送面でも効率的な運用が見込める。
プロロジスパーク古河6は、敷地面積約6万9630平方メートル、鉄骨造・平屋建てで、延べ床面積は約2万9370平方メートル。関東地方のほぼ中央にある北利根工業団地内に立地し、圏央道の五霞インターチェンジ(IC)、境古河ICそれぞれから約10分。関東全域の他、東北、関西方面へのアクセスもスムーズ。車で30分圏内にJR宇都宮線沿線の住宅地があり、雇用にも有利だ。
危険品は、成分容量によってヘアスプレー、化粧水、香水も含まれ、対象商品は年々増加。国土交通省の倉庫統計季報によると、危険品倉庫の所管面積は22年6月時点で約70万4000平方メートルと過去10年間で1・6倍に増加している。一方、危険品対応倉庫を独自で建てるには労力や時間がかかるため、賃貸型倉庫のニーズが強まっているという。