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24/01/24

ニトリグループ、富士通の配送最適化技術を導入

 ニトリホールディングス(本社・東京、白井俊之社長)と子会社のホームロジスティクス(同・同、丸橋雄一社長)は、配送ルートの作成に、富士通の配送最適化技術を導入した。ラストワンマイル配送のDX(デジタルトランスフォーメーション)で、商品配送ドライバーの労働時間を短縮。また、二酸化炭素排出量を削減し、環境負荷軽減に貢献する。
 導入したのは、量子コンピューターからヒントを得て現在のコンピューターで複雑な計算を高速処理できる富士通の技術「デジタルアニーラ」などを活用した配送最適化技術。数ある組み合わせから、トラックの積載量やドライバーの作業時間、走行距離を考慮した最適なルートを高速で導き出せる。ホームロジが運営する全国80カ所の配送センターの配車システムで、本格的に運用を開始した。
 在宅需要やEC利用者の増加を背景に、宅配便の取扱個数は年々増加している。ニトリグループでも、配送ルート作成での作業時間の短縮、属人化の解消、増え続ける取扱個数に対する配送効率の向上が課題となっていた。