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24/01/24

LIXIL物流、社物流センターにムーボ・バース導入

 LIXIL物流(本社・東京、宮地義郎社長)はこのほど、兵庫県加東市の社物流センターでハコブ(同・同、佐々木太郎社長)のトラック予約受付システム「ムーボ・バース」を導入した。バース管理に導入し、データを蓄積することで改善の糸口をつかむことに成功。政府が政策パッケージで掲げるトラック待機時間1時間以内を目指す。
 社物流センターでのバース管理は従来、常駐する運送会社の配車担当者がホワイトボードで行っていたためデータが蓄積されず、遅延の削減や作業時間削減に取り組むための改善指標を立てることが困難な状況だった。
 ムーボ・バースを導入しバース管理のデジタル化を進めたことで、待機時間・荷役時間などの情報の即座の可視化・蓄積が可能となり、車両の滞在時間削減に着手できるようになった。車両の滞在時間は導入前は平均2時間4分だったが、導入後は、まず待機時間を削減することで平均2時間以内となった。
 定量的な日々の状況を運送会社とも共有し、改善の切り口を議論できるようになり、一緒に改善しているという一体感が醸成されたという。若手社員も積極的に関与するようになり、社員、運送会社、庫内請負業者による改善が進められるようになった。

ムーボ・バースによるバース管理の様子(右側モニター内)