サントリーＨＤ、岩手県矢巾町に東北北部の新配送拠点

　サントリーホールディングス（本社・大阪市、新浪剛史社長）は１月22日、東北北部の新たな配送拠点を岩手県矢巾町で本格稼働した。県内に点在していた在庫保管・出荷の機能を一カ所に集約し、物流効率化を図る。
　「岩手盛岡配送センター」の所在地は、岩手県矢巾町広宮沢第１地割279、280。延べ床面積は約１万6000平方メートル。青森県・岩手県・秋田県に向けた酒類、清涼飲料各種の出荷業務を担う。業務委託先は日本通運。
　積み込みや荷降ろしを行うトラックバースを、屋内に配置。雪などの悪天候の影響を避け、作業員の負荷低減や作業効率化につなげる。また、従来の近隣倉庫間での移動を無くすことで、ドライバーや倉庫作業員の労働時間は年間当たり約２万1000時間、トラック輸送距離は同約２万6000キロメートル、二酸化炭素排出量は同約20トン削減を見込む。