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24/01/19

DHLサプライ、ベイクルーズ向け物流で自動こん包ライン導入

 DHLサプライチェーン(本社・東京、ジェローム・ジレ社長)はこのほど、千葉県柏市の「柏沼南ロジスティクスセンター」で自動こん包ラインを導入した。セレクトショップ大手ベイクルーズのeコマースビジネス強化計画を支援する。
 導入した自動こん包ラインは複数の設備とマニュアル作業を組み合わせて構成する。設備では、機器が段ボール箱を作成。制函機が段ボールを取り出し、底面に織り込みテープ止め、保管棚に自動搬送する。
 オリコン投入ラインでは、ピッキングしたトートを自動で各RFID検品ステーションに供給した後、作業員が商品をオーダーごとに検品し、適切な箱を選択、たたみステーションでは顧客の品質基準に基づき外観検品と商品のたたみ作業を行い、たたんだ商品は自動で袋入れする。その後はオーダーごとに商品と出荷箱の荷合わせし、6種類のサイズの箱に対応する機器で封函する。
 ベイクルーズがコマースビジネスを強化するに当たり、DHLサプライチェーンは倉庫体制やスペースを拡張せず、物量倍増に対応するためには自動機器が必要と判断。現場作業で最も工数がかかり、導入効果が大きい工程を自動化した。またマニュアル作業を自動化するだけでなく、顧客の協力をえながら内容をシンプルにすることで、安定性と柔軟性を兼ねたオペレーションを供給する。

自動こん包ラインを導入した「柏沼南ロジスティクスセンター」では、ベイクルーズの物流を担う