• 物流機器メーカー

24/01/17

いすゞ、普通自動車免許で運転可能な小型電気トラック発売

 いすゞ自動車(本社・横浜市、南真介社長兼COO)は1月5日、総重量3・5トン未満の小型電気トラック「エルフミオEV」を発売した。普通自動車免許で運転できるのが特長で、運送企業のカーボンニュートラル(炭素中立)とドライバー不足を支援する。

             小型トラックでも、先進の安全装備、運転支援機能を搭載

 エルフミオEVは平ボディーで、1回の充電で可能な航続距離は115キロメートル。総重量は3490キログラムで、最大積載量は1050キログラム。適切な車間距離を維持した追従走行が可能な全車速車間クルーズ、ドライバー異常時対応システムなどの安全装備、運転支援機能も搭載した。
 リアボディーは同社独自の商品開発基盤を活用し、車両の操作系、レイアウトをディーゼル車と可能な限り共通化。これまでディーゼル車で使っていたさまざまな架装にも対応し、ユーザーは利便性を損なうことなく、電気トラックを導入できる。
 また、同社のコネクテッド技術を応用した「PREISM(プレイズム)」を装備しており、遠隔地からバッテリーの充電・劣化状況などの把握が可能。故障時は、いすゞサービス工場が遠隔車両情報を活用することにより、すぐに修理に対応する。
 運行シミュレーションに基づく電気トラックの導入検討サポートや、充電器の設置・最適な充電スケジュールの提案といった導入課題の解決、導入効果の分析なども展開。ハード、ソフトの両面でサポートを充実させ、安心して利用してもらえる環境を整えた。
 リース販売のため、車両価格は非公表。