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24/01/16

ヤマト運輸、4月から「宅急便」一部値上げ

 ヤマト運輸(本社・東京、長尾裕社長)は4月1日、「宅急便」の届け出運賃・料金を改定する。宅急便の180サイズと200サイズ、クール宅急便、ゴルフ宅急便を値上げする。
 宅急便は、関東から中国・四国向けの現金決済の場合、180サイズは現行運賃から5・7%増額の4090円、200サイズは同14・6%増額の5190円となる。
 クール宅急便は、通常運賃に加算する保冷サービスの料金を値上げする。新たな付加料金は、60サイズは同25・0%増額の275円、80サイズは同50・0%増額の330円、100サイズは同33・3%増額の440円、120サイズは同8・3%増額の715円。
 ゴルフ宅急便は、キャディーバッグの新たな料金体系を設定。新料金は、関東から関東向けの現金決済の場合、同14・6%増額の2510円となる。宅急便サイズでの査定は廃止する。
 ヤマト運輸は昨年4月、国際情勢の不安定化に伴うコスト上昇などを背景に、約6年ぶりに運賃を改定。また、外部環境変化による影響を随時適切に運賃などに反映させるために、年度ごとの見直しを決めた。
 2024年度は、引き続き外部コスト上昇が見込まれるものの、現下の物価上昇に落ち着きが見られることを踏まえ、宅急便の運賃見直しは一部に限定。個人消費者への影響を最小限にとどめた。一方、取扱数量の9割を占める法人顧客との取引は、引き続き、契約内容の適正化に向けて協議する。