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24/01/15

ヤマト運輸、越境EC向け海上小口輸送サービス提供開始

 ヤマト運輸(本社・東京、長尾裕社長)は1月11日、越境EC(電子商取引)事業者向けの、海上小口輸送サービスを提供開始した。独自開発した通関・保税システムを活用し、韓国・中国発の場合、注文から最短4~5日で日本の購入者に配達。増加する韓国・中国からの輸入貨物需要に対応する。
 日本向け越境ECではSNS普及による個人購買層の拡大などにより、韓国・中国からのアパレルや化粧品の輸入が増加している。現在、輸送方法は簡易的な輸入申告手続きが適用される航空輸送が主流だが、需要増に伴い海上輸送による低コスト、短時間での通関・保税手続きが可能な仕組みが求められている。
 ヤマト運輸は、輸出入通関・保税システム開発で実績を持つリバティコムと、海上小口貨物の輸入通関・保税手続きを円滑に行うシステムを共同開発。短時間で大量の通関・保税手続きが可能になり、フェリーを利用した場合、韓国からは最短4日、中国からは最短5日で日本の購入者に届けることが可能になる。

提供開始した越境EC向け海上小口輸送サービスの利用の流れ(韓国・中国発の場合)