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24/01/12

大和物流、愛知・名古屋市に「中部統括配車センター」開設

新設された「中部統括配車センター」ではデジタルツールで情報が共有されている

 大和物流(本社・大阪市、木下健治社長)は1月5日、愛知県名古屋市に「中部統括配車センター」を開設した。愛知県内3拠点で行っていた配車業務を集約し、輸配送事業を強化する。
 所在地は、愛知県名古屋市港区潮凪町1ノ3。
 新センターでは、自社開発のデジタル配車簿や動態管理ツール、ネットワークカメラ、バース管理システム、WEB会議システムなどのDX(デジタルトランスフォーメーション)ツールを活用。各物流拠点のオペレーションとの円滑な連携を維持しながら配車情報を集約、調整を行う。地区全体として輸配送の効率化が可能になった。
 まずは、愛知支店、名港支店、岩倉営業所の3事業所の配車業務を集約する。その後は順次対応事業所を拡充し、愛知県、静岡県、岐阜県、三重県の中部地区の輸配送業務を統括コントロールする計画だ。地区全体の貨物情報と車両情報を集約・共有しながら配車業務を行う。
 これまでは、物流センターの作業進捗との連携を重視して各物流センターに担当者を配置し、拠点ごとに配車業務を実施してきた。各拠点で配車業務を行うことで、業務の属人化、配車担当者への業務負荷の偏り、各拠点の個別最適化が進むなどの課題があったため、配車簿をデジタル化するなど、業務のDX化に取組んできた。
 2023年7月には関東エリアで「北関東統括配車センター」を試験的に開始しており、今後は関西エリアへも展開していく予定。

従来の運用形態と今後の運用形態