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24/01/10

栗林商船、2月に大阪寄港を増便 大阪―仙台間の混載便も開始

 内航海運会社の栗林商船(本社・東京、栗林宏吉社長)は今年2月、大阪寄港を増便する。また、新たに大阪―仙台間の航路で混載便サービスを開始。大阪発着貨物や小口貨物の需要増に対応する。同時に、海上モーダルシフトで陸上輸送を短距離化し、ドライバーの残業上限規制に伴う物流2024年問題の解決に貢献する。
 これまで週3便だった大阪寄港を、週4便に増やす。関西―関東間は物流の幹線であり、特に大阪発着貨物は東京を含め北海道などその他地域からのニーズも増えているという。
 大阪―仙台間の混載便では、T11型パレットを使用した貨物が対象となる。長尺物や重量物も扱う。大阪港と仙台港でそれぞれ週1便、火曜日に出発して木曜日に到着する配船。月4回・年48回の運航となる。貨物は倉庫受け・倉庫渡し。
 栗林商船は苫小牧、釧路、仙台、東京、清水、名古屋、大阪を結ぶ海上輸送を主事業とし、7隻のRORO船と自社・グループ各社が保有する約3300台のトレーラーを活用。トレーラーリースによる海上輸送サービスに加え、海陸一貫輸送も手掛けている。

大阪―仙台間の混載便で、大阪港では大和運輸営業部の大阪市営上屋B-2倉庫が荷渡し場所となる

仙台港では、三陸運輸倉庫部仙台港物流センターが貨物の受け渡しに対応する