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23/12/26
いすゞ×ホンダ、FC大型トラックの公道走行実験を開始
いすゞ自動車(本社・横浜市、南真介社長)と本田技研工業(同・東京、三部敏宏社長)は12月22日、燃料電池(FC)大型トラックの公道走行実験を開始した。2027年の市場投入を目指し、データの取得や知見の蓄積などを行う。
ギガをベースとした車両を投入。水素を燃料として、走行距離は800キロメートル。いすゞロジスティクスとホンダロジスティクスが協力し、水素燃料活用の可能性と燃料電池車両の実用性を検証する。栃木・埼玉・東京・神奈川など関東近郊を走行し、実験期間は2024年9月まで。荷役作業や公道走行による車両実用性、水素充てんを含めた車両運行管理などを検証する。
いすゞとホンダは、長距離走行・高積載量・短時間での燃料供給が必要な大型トラックのカーボンニュートラル(炭素中立)には水素燃料が適していると考えている。20年1月にFC大型トラックの実用化に向けた共同研究契約を締結し、27年の市場投入に向けて技術開発や知見の蓄積を進めている。