• 物流企業

23/12/26

ヤマトHD、小型衛星の活用ビジネスに出資

 ヤマトホールディングス(本社・東京、長尾裕社長)はこのほど、小型衛星を活用したビジネスを展開するアクセルスペースホールディングスへ出資した。出資を通じ、宇宙産業に関するサプライチェーン(供給網)への知見を深め、新たなビジネスの可能性を模索する。
 グローバル・ブレインが運営するクロネコ・イノベーション・ファンドを通じて出資した。アクセルスペースHDは、傘下のアクセルスペースを通じ小型衛星を活用したビジネスを展開している。小型衛星を開発・量産・運用を低コストで提供すると共に、自社運用の衛星から取得した地球観測データの画像提供や、データ解析ソリューションを事業として手掛けている。低コストで、小型衛星を量産し、運用の自動化を実現することで、小型衛星の所有・運用の低価格化を実現している。
 クロネコ・イノベーション・ファンドは、同社のビジネスモデルを評価し出資を決定した。ファンドの投資対象にアクセルスペースを加えることで、宇宙開発に関するサプライチェーンの知見を深め、新たなビジネスモデルの構築の可能性を模索する。