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23/12/26

郵船ロジ×JR貨物、羽田空港発着貨物を鉄道輸送へ

 郵船ロジスティクス(本社・東京、岡本宏行社長)とJR貨物(同・同、犬飼新社長)は10月、都内羽田空港に輸入した航空貨物を鉄道を使って国内配送するサービスを開始した。トラックと同党の時間・料金を実現し、環境負荷低減やドライバー不足に対応する。

鉄道コンテナに貨物を積み替える様子

 羽田空港と東京貨物ターミナル(タ)が、車で約20分と近接していることを活用する。羽田空港到着の輸入貨物を、鉄道コンテナに積み替え。東タから、全国に発送する。輸送距離や貨物量などの条件によっては、トラックと同等のサービスを実現する。
 従来、スピードが要求される航空貨物は、鉄道を利用せずトラックでの輸送が一般的だった。ただ環境負荷低減意識の高まりや、トラックの輸送力低下で、トラック以外の選択肢も求められていた。そのため郵船ロジとJR貨物は、東京国際エアカーゴターミナルと協力して実験を重ね、今回のスキームを確立した。