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23/12/26

日通NEC、温湿度環境試験サービスを強化

 日通NECロジスティクス(本社・川崎市、藁谷真司社長)はこのほど、東京都府中市の品質評価センターに小型の製品輸送評価試験に使う恒温恒湿槽を導入した。製品の輸送や保管時などの環境変化を試験で確かめ、長期間にわたる製品の品質・信頼性の維持に貢献する。

今回導入した小型試験槽

 従来の、大型・中型に加えての導入。医薬品や精密機器、自動車部品を対象に、よりきめの細やかな試験を提供する。温度ではマイナス40~100度が対象。湿度は20~98%に対応する。
 温湿度試験は、製品の耐久性を図る試験の一種。輸送・保管・使用といったさまざまな状況で、天候や外気温が製品にどのような影響を与え、どのような対策をとればいいのかなどを確認する。
 ものづくりでは、高まるSDGs(持続可能な開発目標)やサスティナビリティ(持続可能性)への対応で、長期間の品質保証や信頼性、破損の低下などが求められていて、品質試験へのニーズが高まっている。日通NECは、品質試験を拡充し、より高品質なサービス・試験を提供し顧客ニーズに応えていく。