• 物流企業

23/12/26

ダイセーグループ、中小のDXを一気通貫でサポート

 ダイセーグループ(田中孝一会長)はこのほど、傘下の4社が中小運送企業向けのDX(デジタルトランスフォーメーション)の提供を一気通貫で行う体制を整えた。グループ企業の強みを合わせ、コンサルティングから開発、基盤の設置までを全て請け負う。

グループ各社が連携し中小の物流DXを支援する

 量子コンピューターの運用や最新AI(人工知能)技術に強みを持つビジュアルテクノロジーと、DXコンサルティングのノウハウを持つDX研究所が連携。ベトナムに拠点を持ちアプリケーションやシステム開発を担うDaisei VEHO Worksと企業の基幹システム開発を専門に行うダイセーSDCCが、開発面でのノウハウを提供し、4社共同で物流企業のDXを支援する。
 また、4社は人材の確保・育成でも協力する。共同での採用や研修、相互出向など人材の流動性を高め、グループの一体感を強めていく。6月にはダイセーSDCCの社員が、ベトナムのダイセーベホでの研修に参加。相互の業務に関する理解を深めた。
 ダイセーは、グループ全体で物流効率化に貢献する。これまで自社グループ内で培ったノウハウを外部にも販売することで、社会全体への貢献を進める。