• その他

23/12/18

ネクストデリ、レベル3・5ドローン配送事業化へ 北海道・上士幌町でデモ飛行

 NEXT DELIVERY(=ネクストデリバリー、本社・山梨県小菅村、田路圭輔社長)は12月11日、操縦者の目視外飛行を含むドローン飛行レベル3・5でのデモ飛行を北海道上士幌町で実施した。ドローンの運用コスト削減や業務効率化を見込み、レベル3・5でのドローン配送の事業化に取り組む。

デモ飛行の説明会場を上士幌町山村開発センターに開設。ネクストデリバリーの青木孝人取締役が、運航管理システム画面や機上カメラ映像を示し、ドローンのレベル3・5飛行について解説した

 国土交通省が新設したレベル3・5は、操縦ライセンスの保有と保険への加入などを条件に、レベル3で義務付けていた補助者や看板の設置などの立入管理措置を撤廃。道路や鉄道などの横断を伴うドローン飛行も容易となった。有人地域の目視外飛行の条件が厳しいレベル4より実用性が高い。
 デモ飛行の1本目はハンバーグ弁当の配送。物流専用ドローン「エアトラック」を使用し、ドローン操縦の有資格者が山梨県小菅村から遠隔で運航管理を行った。出発地点の「かみしほろシェアオフィス」から、集荷場所のハンバーグレストランまでの往路約8・5キロメートルを、約16分で飛行。補助者無しでの着陸に成功し、集荷側の無人化を実現した。国道の上空も、機上カメラの安全確認によって一時停止無しで横断した。
 2本目は新聞配達。かみしほろシェアオフィスから地元住民の個人宅まで、往路約4・9キロメートルを約9分で飛行した。機上カメラで受取時の安全を監視し、補助者無しで無人配送した。

デモ飛行2本目では、物流専用ドローンが着陸側の補助員無しで新聞を「置き配」した

 ネクストデリバリーは、エアロネクスト、セイノーホールディングスとともに、上士幌町を含む全国9自治体で、既存物流とドローン配送を組み合わせた「新スマート物流」の社会実装を進めている。今後、レベル3・5でのドローン飛行の取り組みを対象各地で開始する。