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23/12/18

フィジカルインターネットセンター、24年2月2日にシンポジウム

 フィジカルインターネットセンター(森隆行理事長)は2024年2月2日、「迫る2024年問題と持続可能な物流の実現に向けて」をテーマに、東京都内でシンポジウムを開く。経済産業省、国土交通省共催。フィジカルインターネットの実現を目指す最新の取り組みについて情報を共有し、持続可能な物流の実現に向けた課題を抽出する。
 ローランド・ベルガーの小野塚征志パートナーによる基調講演に続き、経済産業省と国土交通省の担当者が各省の行政施策について説明する。また、野村総合研究所アーバンイノベーションコンサルティング部の森川健プリンシパルが、物流情報標準ガイドラインセミナーとして講演。さらに、ローランド・ベルガーの小野塚パートナーをモデレーターに、「垂直・水平統合がもたらすフィジカルインターネットの可能性:物流業界の未来像」と題したパネルディスカッションを行う。
 フィジカルインターネットは、デジタル技術を駆使して物資や倉庫、車両の空き情報などを「見える化」する共同輸配送システム。規格化された貨物を、複数企業の倉庫やトラックなどの物流資源をシェアしたネットワークで輸送する仕組み。
 ドライバーの残業上限規制に伴う物流2024年問題が迫る中、フィジカルインターネットセンターは「経営的な視点から物流戦略を総括的に意思決定するチーフロジスティクスオフィサー(CLO)設置の必要性が謳われてきている」とし、同シンポジウムへの参加を呼び掛けている。
 2月2日午後2~5時、東京都千代田区丸の内の東京国際フォーラムホールD7で開催する。参加費無料。事前登録制で、会場参加の定員は申し込み順で150人。また、ライブ配信型ウェブセミナーとしてオンライン参加も受け付ける。