• 物流施設

23/12/12

日本GLP、25年4月茨城県境町で物流施設をしゅん工

 日本GLP(本社・東京、帖佐義之社長)は2025年4月、茨城県境町で「GLP境古河Ⅰ」をしゅん工する。製造業工場が増加する地域で、一段と高まる物流需要を見込む。

「GLP境古河Ⅰ」外観イメージ、首都圏や北関東エリアへの広域配送が可能で2025年4月しゅん工する

 新施設の所在地は、境町の「猿山・蛇池地区開発事業」地区内。圏央道の境古河インターチェンジ(IC)から400メートル、国道354号沿いの立地。敷地面積は約4万2000平方メートル。4階建ての耐震鉄骨造で、延べ床面積は約8万4500平方メートル。
 1階は低床バースを導入。床荷重は1平方メートル当たり2トンにまで対応し、自動車部品や飲料などの重量物を保管可能。また低床と高床の両面バースにすることで幅広い荷物にも対応する。3・4階は最大天井高7メートルを確保し、積載荷重5トンの大型荷物用エレベーターを備えることで、保管効率を向上する。
 2階は複数の小割区画を設け、最低約2550平方メートルから賃借が可能。入居企業のさまざまなスペース需要に対応する。倉庫内は、窓を設置し自然光を取り入れた空間設計。各階にカフェテリアやラウンジを用意し、労働環境に配慮した。 
 今後、圏央道の4車線化や国道354号と国道新4号との接続が予定され、境町地区は首都圏や北関東エリアへのアクセスが向上し広域配送がより可能となる。