- 物流企業
23/12/12
セイノーHD、インドネシアでグループ企業のドライバーを育成
セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)は、グループのインドネシアと日本の企業の力を合わせ、インドネシアで有資格者ドライバーを育成している。雇用機会を提供しながら人材確保を行い、品質の良い貨物輸送サービスを提供する。
グループの西濃自動車学校が、インドネシア・サリムグループとの合弁会社「セイノーインドモービルロジスティクスサービス」に全面協力。現地で運送を担う「セイノーインドモービルロジスティクス(SIL)」の従業員の運転免許取得をサポートしている。
免許取得のための施設設計、カリキュラムの作成、トレーナーの訓練などを実施。現地警察とグループの現地スタッフによる教育プログラムを策定している。
2020年以降、西ジャワ州と東ジャワ州にそれぞれ自動車教習所を開設。これまでにインドネシア人の従業員約5500人が受講し、SILの営業用トラックの運転免許有資格者ドライバーとして活躍している。さらに、3カ所目の自動車教習所の開設を中部ジャワ州で計画中。
インドネシアでは、営業用トラックの運転免許取得に筆記・実技の試験がある一方、教習制度は無い。このため、特に実技試験の合格が難しく、有資格者ドライバーが採用しづらい現状がある。