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23/12/12

日通、GDP認証の拠点&全国配送網で新たな医薬品物流サービス

 NXホールディングスの日本通運(本社・東京、堀切智社長)は、製薬メーカー向けの新たな医薬品物流サービス「NX Pharma-TC」を開始した。医薬品のGDP(適正流通基準)認証を取得した全国3カ所の医薬品専用物流拠点と輸配送ネットワークを活用。医薬品の製造所から全国の卸売事業者の物流センターまで、統一・標準化された品質マネジメントシステムで高品質な物流サービスを提供する。

医薬品物流サービス「NX Pharma-TC」

 製薬メーカーの委託先を含む製造所などから医薬品を集荷し、卸売事業者の物流センターへ輸送する。埼玉県久喜市、大阪府寝屋川市、福岡県北九州市の医薬品専用物流拠点を活用。拠点および専用車両、輸配送ネットワークまで、一貫した2温度帯管理(室温15~25度、保冷2~8度)やセキュリティ対策を行う。
 また、積込みから荷降ろしまで各ステータスの温度情報・位置情報を車両単位・パレット単位・ケース単位でリアルタイムに追跡可能。医薬品物流システムに記録・保存してデータ管理する。
 さらに、医薬品専用物流拠点から全国の医薬品卸事業者へ専用車両が定時運行。運行ダイヤに沿った集荷サービスを提供するほか、日通以外の在庫拠点からの集荷にも対応する。
 製薬大手のCSLベーリングは、全国配送を前提として同サービスを採用。「GDPガイドラインへの準拠水準」「豊富な自社アセット」「競争力のある価格」などの観点で高く評価し、「益々の製品の安定供給を目指し、(日通との)パートナーシップを深め、継続して日本の医療に貢献していく」とコメントした。