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23/12/05

NTTロジスコ、グループ優良事例報告会を開催

 NTTロジスコ(本社・東京、中江康二社長)は11月9~10日、「グループ優良事例報告会」を都内で開いた。ウェブ経由も含め、グループの全従業員から21チームが参加。優良事例を共有し、顧客満足や物流品質の改善に向けて意見交換した。
 優良事例のうち、埼玉物流センターは「3Reの老舗が生み出す知恵と武器によるビジネス改革」をテーマに発表。同センターはレンタル機器のクリーニング業務での荷量の増加に伴い、自動クリーニングロボットの増設・改良や、AIを活用した画像検品システムの改修で自動化を推進。さらに、人手を要する作業をオリジナルの治具を開発して半自動化した。大幅に生産性を向上させ、荷量増加への対応とコスト削減の両立を実現した。
 このほか、八尾物流センターが「全従業員を巻き込んだ鶴見センター大規模改革」、名古屋物流センターが「Keep(継続)」をテーマに事例を発表した。
 同報告会は、2010年から毎年恒例。同社グループはトヨタ生産方式の手法をベースにした独自の手法で改善活動に取り組んでいる。また、顧客に向けては継続的にサプライチェ―ンの最適化を提案。これらの取り組みの一環として、成果発表を通じた優良事例の情報共有を図っている。

グループの全組織21チームが参加した「2023年度NTTロジスコグループ優良事例報告会」