- 物流企業
23/12/04
SGHDのオープンイノベ、佐川急便の「真空物流」がデモデイで審査員賞&オーディエンス賞
SGホールディングス(本社・京都市、栗和田栄一会長)は11月29日、グループのオープンイノベーション活動「HIKYAKU LABO」の発表の場として「DEMO DAY(デモデイ)」を開催した。
グループ7社がパートナー企業9社と取り組む10件の共創アイデアについて、今年度の成果や今後の展望を発表。このうち、佐川急便が真空特許技術が強みのインターホールディングスと組んだ「真空物流」が、審査員賞とオーディエンス賞をダブル受賞した。
佐川急便は「物流課題を解決 革新的な真空物流」をテーマに掲げ、真空特許技術のライセンス提供、真空容器の製造・販売、真空量り売り機、真空サーバーの製造・販売などの事業に取り組む。真空技術を活用し、より高品質な配送や海外への鮮度の高い配送を目指す。引き続き、インターホールディングスとともに事業化・サービス化に向けた実証などを行う。
審査員賞は社内外の計5人の審査員による投票、オーディエンス賞は会場内のオーディエンスによる投票で決定した。
このほか、SGムービングの不用品のリユース(再利用)支援、ワールドサプライのAR(拡張現実)による多品種小ロット生産のDX(デジタルフォーメーション)、佐川グローバルロジスティクスのAR技術による物流オペレーション、SGモータースの整備データ分析など、それぞれのグループ企業がパートナー企業との共創アイデアを発表した。
SGホールディングスは、グループ各社の経営資源とスタートアップ企業などの新しいアイデア・技術を活用し、新たな事業やサービスの共創を目指す。今年度も選考を経て決定した各パートナー企業と、共創アイデアの具体化や検証に取り組んでいる。