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23/12/01

セイノーフィナンシャル、売掛保証+取引信用保険で物流リスクヘッジを後押し

 セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)傘下のセイノーフィナンシャルは11月、取引信用保険の取扱いを開始した。物流業界で初めて、売掛保証と取引信用保険をワンセットで提供。売掛債権の包括的な保証ニーズに対応し、顧客のリスクヘッジを後押しする。
 

取引信用保険の補償イメージ。セイノーフィナンシャルが損害保険代理店として申込を受け付ける

 

 セイノーフィナンシャルが10月、あいおいニッセイ同和損害保険と代理店委託契約を締結した。同保険に加入した顧客が取引先の倒産などで売上金を回収できなくなった場合、支払限度額の範囲内で保険金を支払う。
 セイノーHDはこれまでも、「売掛金保証付きカンガルー便」を提供してきた。今回の取引信用保険の取扱い開始によって、さらに取引全体への包括的な保証ニーズに応える。まとまった売掛債権に対応し、顧客の事業継続を支える。
 アフターコロナの物流業界では、無担保無利子融資の返済が本格化。物価高や人手不足などで先行き不透明な経済状況の中、取引先の倒産などのリスクヘッジ対応のニーズが高まっている。