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23/11/24

セイノーHD×エアロネクスト、広島・神石高原でドローン配送実証

 セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)とエアロネクスト(同・東京、田路圭輔CEO)は11月17日、広島県神石高原町で陸上輸送と空を繋いだ新スマート物流「SkyHub」の社会実装に向け実証実験を行った。高齢化が進む中山間地域で実証を行い、住民の理解度向上と買い物に関する地域課題の洗い出しにつなげる。
 物流専用ドローン「AriTruck」を使用してフードデリバリーを想定した弁当の配送サービスを実施した。油木地区に既存物流とドローンの接続点に設置される一時倉庫「ドローンデポ」と、ドローンの離発着のためのスペース「ドローンスタンド」を仮設し、機体の制御にはモバイル通信を活用し、機体の遠隔制御・自律飛行ができる運行管理システムを採用した。

小野社会教育施設に着陸する弁当を積んだAirTruck

 飛行ルートは、「シルトピア油木」から「小野社会教育施設」(旧小野小学校)までの片道約6・5キロメートル、約15分でドローン配送を行った。弁当を受け取った住民は、「運転免許を返納したらこういうサービスは必要。今後実用化に向けて進めてほしい」とした。

弁当は温度が保たれ崩れずにドローン配送された